2016年7月26日火曜日

Scratch×モーターでみんなのドミノをつなげよう!三重県の子供向けプログラミングワークショップLittle Coder Mieの話

7月24日(日)に三重県総合文化センターで、Little Coder Mieを開催しました。

今回は、昨年7月に行った Scratch + Nanoboard と実際のドミノを使ってリアルとデジタルがピタゴラスイッチするというもの(去年の様子はこちら)をバージョンアップした内容です。





















去年の反省点として、ドミノとセンサーの接触が悪く調整が必要だった(スタッフ曰く、建設的でない調整)というのがありましたが、ここはあらかじめ(山下さんが夜な夜な)ハンダ付けした端子を用意することでクリア。これによって今回は、本来のドミノの動きなど建設的な調整に時間を使えていたと。

























それと去年は、モーターにストローをくっつけてドミノを倒していましたが、今年はクリップをモーターの軸に挟んで、モーターが動くとクリップに乗せたビー玉を転がす(石黒さんが夜な夜な考えた)仕組み。去年より動きが出て楽しい反面、調整は少し難しくなっていたと。
































あと、センサーボードというと必ず起こるPCがボードを認識しないトラブル。始める前はいつものことなんですが、今回はワークショップ中にも2人途中で認識しなくなるPCがあって、ひと汗かきました。






















そしてこちらが今回のゴールの仕掛け。去年僕がやらかしたこの重要なポイントを今年は女性スタッフの山下さんが、Scratchで風船を割るというアイデアにて実装。迫力満点のゴールに。















Scratch で出力をOnにしてニクロム線に熱を発生させて割る仕組みとのことです。ただこの風船が準備中から何度か暴発してまして、その爆発音が事故?ってくらいデカくて大人もビビる大音量笑




そして、この風船の上に MESH の Moveタグを配置して割れた振動で写真を撮るという仕組みを用意。これが僕の一番大きなお仕事です!風船が割れないように MESH をそっと乗せるお仕事。
































話は少しそれますが、Little Coder Mie では休憩時間や親御さんに読んでいただくためにプログラミングに関する書籍を持ち寄って展示しているのですが、今回 Osmo Codingというブロックを使ったプログラミング的な学習ができるものがありまして(公式サイト)、子供達の反応はどうだろうと展示してみたのですが、すごく楽しそうにやっていました。
























実際に触れるものがあって、しかもそれが画面が連動するっていうのは、子供たち大好きですね、こういうの。みんなでワイワイいいながらやっている姿をみて、そこが Osmo Coding のよさの一つだなと思いました。昔、ファミコン1台をみんなで囲んでワイワイやってたのを思い出しました。






さて、隣のお友達同士のドミノが繋がったところで、リハーサルを行ってうまくいかなかったところを調整、いよいよ本番です。

















その本番の様子が、こちら。といいたいところなんですが、いつもですね、僕のブログが公式ブログを先行してしまうのはいかがなものかと思っていまして、今回は動画については公式ブログをお楽しみに!ということにしたいと思います。

なお、Little Coder Mie の公式ブログは、こちらです。



なので、僕の方は、風船に乗せた MESH の Moveタグがどうだったかだけをお伝えしたいと思います。ドミノが倒れて風船が破られ、その振動に反応したMESHが撮影した画像がこちらです。





























説明をしますと、子供達は画面の右にたくさん集まっているのですが、まったくフレームに収まっておりません。もうちょっとカメラを右に向けないといけなかった。。去年自分の席から動かなかった子がまあまあいたことを意識してこの角度にしたんですが、今年はみんなゴールに集まってきてしまって。。すみません、こんな感じの写真しか撮れませんでした。。


終了後のアンケートをみると今回も満足度は高くてみんな楽しんでもらったみたいなのでよかったなと。ドミノ回はみんな大好きですね、プログラミングの要素は少ないのですが笑

次回は、11月かな?また公式サイトで告知しますので、チェックしてみてください。




2016年7月1日金曜日

「就活力・起業力アップに!いま知っておきたいIT技術トレンドと業界事情」 / 三重大学総合情報処理センター主催IT講習会

「細胞の勝利」と呼んでいる持論がありまして、若い人の行動は基本的に正しいと考えることでおっさんとしての在り方を考えるための論なのですが、先日バスに乗っておりましたら、ザ・田舎な雰囲気漂う若いカップルが前の席に座りまして。

彼氏の方がですね、俺イケテルだろ感といいますか、イキってる感じ(死語ですかね?)で彼女に接していたので「いやいやいや全然カッコよくないしそれ...」と思いつつも、この若い二人の行動を正とすることで見えてくるものがきっとあるはずだと静観してましたら、ついにはチュッチュとやりだしまして。

さすがにこれは黙っていられない。世の中の 良識ある大人 に問うべきだ。と、ツイッタアでつぶやきましたところ直後にきたおっさんフォロワーからのリプライがこちらです。






















僕もバスでキスしたい。そんなのしたことない。


ただですね、この どうしようもない平和な リプライ に触れたことで、目の前の若いカップルをなんだか微笑ましく感じられるようになりまして。おっさんにも若い二人にも世界中の人にも感謝している次第です。LOVE 平和。



























さて本題。笑

6月30日に三重大学総合情報処理センターさんが、学内の学生さんや先生を対象として主催されておられるIT講習会に講師として呼んでいただきまして、IT・就職・起業という3つのテーマでお話しをさせていただきました。





どのキーワードもそれ単体で1時間はお話しできそうなものだったので、盛り込み過ぎに気をつけて内容を構成しました。

難易度の設定は参加者の層が事前にはわからなかったので(実際には工学系は少なかった模様)蓋開けてみないとという感じでしたが、アンケートを拝見したところ、難易度では、お二人の方が「難しかった」残りの方は「適切だった」と答えていただいてました。あと話の分かりやすさも同様にお二人の方が「普通」残りの方は「わかりやすかった」というお答えをいただいてまして、ままいい感じだったかなと。


いくつかアンケートをご紹介します。




今回は講義ではないまったく任意参加の講習会でしたので、単位の関係ないアンケートは評価もシビアだろうと見るのが怖かったですが、読み終えて正直ホッとしました笑

あと、へー。と思ったのは「仕事はエンジニア と わたしはエンジニア」という、働き方というか、スタンスの違いについてお話した部分に対してコメントされているが何人かおられた点で、これは、

「仕事としてプログラムを作ったりはしているものの、会社を一歩でれば趣味とか自分の好きなことに時間をつかいたい。コンピューターのことはあんまり考えない。」

というタイプと、

「職場から一歩出ても、何かしらコードを書いたりコンピューターに触れていたい。」

というタイプがあって、前者はルーティンワーク的な開発に向いているし、後者はR&D的な開発向きなので、自分のタイプによって選ぶ会社も変わってきますね。というお話しでした。導入部分のさらっとしたお話しでしたが、記憶に残ったようでして予想外でした。



受講されていた方がお送ってくださった写真。ありがとうございます!














後半部分は起業ということで、アントレプレナー論ではマインド的なお話しばかりなのですが、ここではすこし具体的なスモールビジネスとスタートアップの違いについてのお話しや、お金にするということの大切さ、あといつものアントレプレナー論から一部抜粋してみなさんと一緒に考えてみました。


これもアンケートで好意的な感想を書いていただいてましたので、起業したいというかたはおられませんでしたけど、伝わった部分はあったかなと思います。


前回の三重大学の講義でもありましたが、こういう何気ない一言が講義後のご褒美です!ありがとうございます!










最後に。

この度の貴重な機会をいただいた三重大学の白井先生に御礼申し上げたいと思います。また機会をいただけるようでしたら、お話しさせていただきたいと思っております!また、白井先生とのご縁のきっかけをいただいた石黒先生にも感謝申し上げたいと思います。

それに講義を聞きにきてくださったみなさん!ありがとうございました!みなさんの人生のどこかの瞬間と重なるお話しであったなら幸いです。


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