2012年6月26日火曜日

【書籍紹介】特集・イノベーションを起こす共創型クリエイティブ/BRAIN(ブレーン) 2012年7月号 VOL.624

コ・クリエーション(Co-Creation)は、日本語で「共創」と訳されています。この共創という考え方は、2008年頃に国内外で注目が高まり、様々な取り組みがなされてきました。生み出される結果だけではなく、顧客との協働の中で育まれる企業と顧客との関係性にフォーカスした取り組みが増えてきたのもこの頃からです。

7月号のブレーンに「イノベーションを起こす共創型クリエイティブ」と題して特集がされていましたので、ご紹介したいと思います。



















ブレーン 2012年 07月号 [雑誌]


共創型というキーワードが、マーケティングや広告制作の現場に浸透しつつあるということで、ダイハツ、CUUSOO SYSTEM、トヨタマーケティングジャパンの他にも以前ご紹介したeYekaなど多くの事例が紹介されています。

こうした共創型のチームの力を発揮させるファシリテーション型のリーダーシップについて、各界の実践者たちのインタビューも掲載されていて充実した内容になっています。

2012年6月14日木曜日

三重大学アントレプレナー論『Co-Creation思考によるこれからの起業スタイル』


三重大学のアントレプレナー論という講義の中でゲストスピーカーとしてお話しさせていただきました。


























気高いアントレプレナー論について語ることはできませんが、これまで感じてきたことや考えてきたことなど、自分の経験を伝えることが起業を考えている人へのヒントになればという思いでお話させていただきました。

大枠としては、日本や市場は一体どうなっていくのか?これからの事について考えることは大切なことだと思いますが、未来を読み解こうとしても難しい。それよりも、こういう世の中なら素敵だ。こういう自分なら素敵だ。という将来像を思い描いて、それを実現していくことを考える方がいいと思う。そんなお話をしたつもりですが、うまく伝わっていれば幸いです。

後半は、Co-Creation思考が、起業においても役に立つということで、基本的な4つのポイントをお話しました。

レポートを見ると、「コ・クリエーションという言葉は知らなかったけど、こういうことができる会社って素敵だなと思っていた」、「機能面ばかりを考えてしまっていたけど、こういう視点はとても新鮮でとても参考になる」、「最初は?と思ったけど具体例で腑に落ちた」といったことが書かれていて、Co-Creation思考の良さは伝えられたかなという思いです。

1時間という長い時間でしたが、みなさんとても真剣に耳を傾けていただいて、質問もたくさんしていただいて嬉しかったです。ありがとうございました。

2012年6月4日月曜日

金城学院大学eコマース 特別講師 『Co-Creation(コ・クリエーション)思考:共感による差別化』

金城学院大学eコマースの授業で、特別講師として『コ・クリエーション思考:共感による差別化』というテーマでお話させていただきました。80名弱の生徒さんは全て女性。インターネットリテラシーはまちまちのようで、もちろん社会で働いた経験はないので、どの範囲のお話をしたらいいのかが悩みどころです。


























ちなみに金城学院大学でこうしてお話させてもらうのは今年で3回目。初回の2010年には、ソーシャルメディアを活用した消費者へのアプローチというテーマで、

「近い将来、Facebookというものを使って、日本の企業も消費者と会話しながら物を販売する時代が来るんですよ。」

と、いったお話をさせてもらいました。あの当時、企業もほとんど注目していない状況の中、Facebookにフォーカスした大学の講義は日本でも珍しかったし、東海圏では初だったと思っています。今回のコ・クリエーションにも同じような感覚があって、今はあまり注目されていないけれど、これから注目されるキーワードであることは間違いないです。ただ、Facebookほど爆発的な広がりを見せるものではないとも思っています。 




















 





さて今回の授業。事前の準備は「みなさんと会話しながら進めていく」つもりで時間配分していたのですが結果的には大誤算でした。空気を読んで何かしら発言してくれる社会人とは違って、こうした場で学生さんに自分の意見を述べてもらうというのはハードルが高かった。かなり時間ショートしてしまいました。あと、質問したかったけど恥ずかしくて出来なかったという意見もあったので、今後の講義に向けて、ネットを使ってリアルタイムに意見や質問を受けながら授業ができる仕組みを構築していこうと思います。


そんなことで、構成を修正しながら進めていったので、パート同士がうまくつながらずに説明不足になった部分があって、本当に申し訳なかったなと思っていたのですが、レポートに目を通してみると、ポイント突いた鋭い意見や、実際の体験談、言い忘れていたAKB48を逆に例として書いてくる人もいて、かなり高い割合で理解してもらえていたことに救われた感があります。が、それだけに悔しい思いが残りました。


今日はこちらが学ばせてもらう事が多かったです。生徒のみなさん、ありがとうございました。また、何物にも代え難いこの機会を下さった武田先生には大変感謝しております。ありがとうございます。


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