クラウドアプリ開発セミナー(にいがた産業創造機構:NICO 主催)での事例発表とパネルディスカッションため新潟市に行ってきました。
今回の事例ではデータは全てサーバー上にあってパソコンやスマートフォン、タブレットといったマルチデバイスからのアクセスに対応していて、システムの稼働環境がAWS(Amazon Web Services)を活用しているので、そうした点でもってクラウドアプリと呼んでいます。
参加者の層が幅広かったので、経営者の方向けにはAWSを導入するとどんないいことがあるのかということについて、技術者の方向けにはシステムで使っている各種技術について軽くお話をしました。
短い時間でしたので少し話足りない感が残りましたが、細かなお話は来年あらためて場を設けてやろうということになったので、そこでタップリお話したいなと思っています。
今回事例発表されたクラウドアプリが画期的なものかというとそうではないですが、取り組みの主旨は新潟のIT技術を向上させるために何か具体的なテーマをもってクラウドアプリを作ろうというところなので、(僕がプロジェクトに加わる前も、そして加わったあとも)いくつかのヤマを超えてきてリリースまで持ってこれたというところに、まずは評価をいただけたと感じています。
新潟のIT技術向上なのに三重の会社がやってちゃ意味ないじゃん。という話なんですが、IT技術の向上といってもやり方はいろいろあるので、社内でゼロからやるには予算も時間も取れないので、ひとり経験のある人を加えて一緒に進めながらポイントを掴んでいこうという考え方がひとつ。あと、手段としてIT技術を考えて、技術による勝負じゃなくてノウハウやニーズを使える形に落とし込むための企画力やデザイン力を向上させていこうというのもひとつです。後者の場合は、極論をいえば発注先はどこでもよくて海外の安いリソース活用も可能になってきます。
このプロジェクトを機に他にもIT技術向上のための広がりが出てきているので、これからも継続してご協力できたらなと思っています。