2012年5月15日火曜日

農業体験を企業の人材育成やメンタルケア、CSRに活用するという提案『坂折棚田(さかおりたなだ)』

今日はご縁あって坂折棚田(さかおりたなだ)へ。IT系とは真逆の世界ですがそれ故にいろんな発見があります。最近テレビの取材があったそうで、ニュースプラス(5月18日午後5時30分くらい)、花咲タイムズ(5月26日午前9時20分くらい)で棚田の様子が放送されるとのこと。


坂折棚田は自然豊かな里山の中にあります。千枚田と笠置山、権現山とが織りなす景観、虫や蛙の鳴き声、風の音、そして土の匂いなど、実際に訪れて五感を使って体験すると、メディアでは伝えきれない良さがたくさんあることに気付きます。

























日本の棚田百選に選ばれている坂折棚田ですが、この景観を後世に残していくために補助金だけにたよるのではなく、都市から人を呼ぶことで持続可能な景観保護の仕組みを作ろうという活動が進んでいます。














































まずアクセスですが、名古屋から高速を使って1時間程度、それほど難しい道ではないです。道路はきちんと舗装されていて、駐車場やトイレも整備されています。女性にも来てもらいやすい場所だと感じました。棚田を見下ろせる場所にはちいさなお茶処があって、写真を撮りに来た人や棚田で農業体験をする人などが、地元の人と交流できるスペースになっています。


棚田にはオーナー制度があって、オーナーになると田植えや収穫といった農業体験ができたり、お米がもらえたりします。最近では、こうした農業体験を企業の人材育成やメンタルケア、CSRに活用する企業が増えてきていて、博報堂やJTBといった大手企業もそれぞれの目的を持って農業体験を企業活動に取り入れているそうです。(場所は坂折棚田とは違いますが)

農業体験だけでなく、学生との取り組みや婚活など、計画中のものも含めて参加してみたくなる企画がいろいろと進んでいますが、特に6月9日に行われる予定の灯火祭がオススメで、棚田の周囲が蝋燭の火で照らされて幻想的な風景を見ることができるそうです。お酒もちょっと出る?とのお話し、実現すれば間違いなく最高の一杯です。




続いて向かったのは、岩村にある古民家を改装した『茅の宿 とみだ』という素敵な宿。
























名古屋からも近くて開発合宿なんかに最高の場所だと思います。携帯の電波は問題なく来てます。一瞬不釣り合いかなと思った大きな液晶テレビも開発合宿のことを考えると便利です。


























囲炉裏だってあります。煙の匂いもここでは演出ひとつ。夕食は地元のお母さん方の手料理がいただけるそうです。あと、囲炉裏で焼く五平餅が美味しいそうです。それ、食べなくてもわかります。


























部屋は15名程度が最適人数だそうです。もちろんお風呂とお手洗いもありますが、お風呂が少し狭いので、大人数の場合は近くの温泉がお勧めだそうです。外にはバーベキュースペースもあります。囲炉裏を囲んでサービスのアイデアを話し合って、煮詰まってきたら外の田園風景を歩けば気分もリフレッシュできます。特にソーシャルグッド系サービスなんかに向いてるかも。


参加型で持続可能な仕組みづくりをコ・クリエーション(Co-Creation)思考な切り口でより良くできないか、そんなことを考えながら、保存会のみなさんのお話を伺っていました。




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