2014年11月3日月曜日

子どもたちとEnchant.jsを使って本格的なプログラミングのワークショップをした話 - 三重県の子供向けプログラミングワークショップLittle Coder Mie

子ども向けのプログラミングワークショップ Little Coder Mieの第6回目「プログラムで音を奏でよう & キーボードでのプログラミングに挑戦してみよう」が開催されました。今回は初心者向けのコースと、Enchanged.jsというゲームを作るためのライブラリを使って本格的なプログラミングをする2つのコースに分かれてのワークショップで、僕はプログラミングコースをサポートしていました。

























初心者向けのコースで使っているScratchというツールは、プログラムの基本を学ぶためのツールなのでタイプミスなどのエラーが起こりづらく、ロジックを考えることに集中できる仕組みになっています。しかし、それが本格的なプログラミングかというと少し違和感があって(違和感についてはTransclude Podcast Episode -2 13分18秒頃〜で話題にしています)、それについて何らかの発見があるのではと楽しみにしていました。


講師役の田中さんのカリキュラムがよい意味で突っ走っていて、いきなりクラスのプロパティを変えてみよう!という内容。用語説明もなく初心者にわかるのか...大丈夫か?感があったのですが、子どもたちの柔軟性は本当にすごくて、まずそれをそういうものとして受けとって、やってみて、変化を喜ぶという姿を見たときに僕の問題提起がどこか的を外していることを感じました。

社会人向けのセミナーとかに慣れていると、クラスとはどういう概念で、どんな機能があってみたいな説明をしたうえで、さぁではプロパティと呼ばれる設定値をみなさんで変えてみましょう!という構成にしてしまいがちですが、田中さんのは、直す→変化する→楽しい!から入っていて意味はあとでいいじゃん。的な構成になっていて子どもたちを飽きさせずにトライさせていたように思います。

思い返せば、僕もプログラム始めた頃はそうだったような気がします。なんか雑誌のプログラム打ち込んで、意味は分からないけど数字を変えたら動きが変化するのでそれを喜んでいた気がする、それでも楽しかった気がする。すごく昔のこと過ぎて忘れてましたけど。



運営面で気になった点としては、キータイプのスキルがそれぞれ違うことが進み具合の差を生んでいたことで、参加者のスキルを限定せずプログラミングのワークショップをするのであれば、思考力とかの前にキータイプの差をどうするかがポイントのように思いました。とはいえ、隣の子のプログラムの動きが変化しているのを見るのが一番のモチベーションになるようで頑張ってタイプしてたので、そこはワークショップ形式の良さだと思います。


とにかく子どもたちの楽しさを見つける能力とか、理屈じゃなくてまず吸収する感覚だとかはすごくて、教えている側なのにいろいろと忘れていたことを思い出させてもらえた回でした。次回は1月、ちょっと大きめの規模での開催です。




2014年10月16日木曜日

これからの地方の話をしよう〜地域活性のあきらめかた、はじめかた

「これからの地方の話をしよう〜地域活性のあきらめかた、はじめかた」というタイトルで今年も自主開催のイベントをしました。

スピーカーは、元ドワンゴのエンジニアで、子ども向けのプログラミングワークショップLittle Coder Mieを主催するもやし工房の石黒さん。神戸でウェブサービスを開発する会社をやっていて、1500人を超える集客を持つ神戸ITフェスティバル発起人でもあるフェイスクリエイツの大山さん。と、ジーニーズの阪 (僕)の3人。一度県外で暮らし働いた経験があること、イベントやコミュニティ運営をしているということで今回のテーマにあってるなと思ってお誘いしてみました。僕は三重から出たことないのですが...。
























ネットや雑誌で地方の情報を発信していこうっていうのがトレンドになってきているし、政府も地方創世を掲げてたりするけれども、「これまでもずっと地域活性とか言ってたじゃないですか。今回も活性化する前に情報と予算だけが消費されて終わってしまうんじゃないですかね?」っていう冷めた目でみている僕としては、一度みんなの意見を聞いてみたいということでこのテーマにしてみました。

告知開始から好調な滑り出しだった集客に油断をしていたら、スピーカー合わせて23名という小さな規模での開催となってしまいましたが、去年には無かった会場からの意見で話が展開した点はよかったなと思っています。


トークセッションでは、県外で暮らし・働いた経験から三重県について思うことや、神戸と三重とのイベントをするうえでの違いなど県内外の対比を踏まえて、そもそも地域活性って何なのか?これからの三重県はこうしていけばいいんじゃないか?なんていう話になりました。事前打ち合わせはしていないので話がうまく着地するかは出たとこ勝負でしたが、それなりにまとまっていたようにも思います。

ゼロかイチかという極端な思考の僕としては、「地域活性って結局仕事(お金)が生み出せるかどうかなんじゃないですかね?金脈でも発見されたら嫌でも街ができるでしょ?お金を生み出せないと続かないじゃないですか。」ってスタンスだったのですが、他の二人は地方の暮らしを楽しむことじゃないですかね?っていう感じで、参加者のひとりも行政と仕事するときにもそこ重要。って言っていて、さらに先日高知で開催されていた「土佐志民大学 ボクらの未来をデザインする」でも、個々が高知でどう生きるかみたいな落としどころになっていたようで、僕としては大変興味深いです。

あと、テーマの中にある「何かあきらめないといけない時期にきてるんじゃな いか」っていうことに関しては、三重県としては若い人の定着はあきらめて、というか、むしろ若い人には東京都とかに出てもらって、脂がのったころに 三重県に戻ってくるように、そこに的を絞って情報発信やイベントをするっていう話は面白かったと思います。

いずれにせよ、三重からしかできない情報発信ができる人材というのは必要だなということで、1人ないしは2人程度の尖った人材の発掘あるいは獲得は必要そうです。

地方の情報発信という点では高知がいま最先端をいっているということもあって、まさにいま高知に来ていてこのブログを書いてるんですが、高知は中心部商店街が神戸の三宮の雰囲気に近くて、残念ながら三重県とは(伊勢・おかげ横町を考慮しても)かなり差を感じました。ここへ来る前はいい勝負かな?なんて思ってたんですが想像とかなり違いました。高知から情報を発信されてる人にお会いしていろいろと話をさせてもらったので、また僕の中で消化して何かの形でフィードバックしたいなと思っています。


























トークセッションを終えたあとのミートアップセッションでは、参加者同士お茶しながら1時間くらいでしたがいろいろと話をしました。去年も言いましたけど、ギャンブル要素の強いトークセッションでの参加者満足度を補う意味で、最後に雑談で楽しい気分になってご帰宅いただくという構成は大変重要であります。笑


僕自身の考えもかなり整理されたし、スピーカーの二人にとっても刺激があったようなので今年もやってよかったなと思っています。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。お疲れさまでした。






2014年7月23日水曜日

三重大学アントレプレナー論 『未熟さの価値』

今年も三重大学のアントレプレナー論でお話する機会をいただきました。

講義といっても学術的な裏付けがあるわけではなくて、僕が経験を通して感じていることや考えていることがベースになっている話でどれが正解というわけでもないので、だったら学生と一緒に考えてみようというのが去年からとっているスタイル。学生たちが自分になかった視点に気づくきっかけになればと思っています。
































昨年の質問は7つでしたが(昨年の記事)、今年は時間の関係で5つの質問を一緒に考えてみました。それがこちら-


1.あなたにとって成功とはなんですか?
2.あなたを決定づけるものはなんですか?
3.努力は報われますか?
4.価値とはなんですか?
5.起業できる人とはどんな人ですか?


うち3つは去年と同じ質問ですが、基本的な内容を踏襲しながらも新しい要素を加えています。


アントレプレナー(起業家)といっても大企業の社長から一人親方まで範囲が広くて、始め方も進め方も目指すところもひとそれぞれ。ということで、1つめの質問は「あなたにとって成功とはなんですか?」というもの。

自分が満足できたら成功、目標に到達できたら成功、学生それぞれに答えがあって興味深いですが、僕から提示したのは(解答ではない)「挑戦する人の数だけ成功はある」ということ。ありきたりなんですが、高校を出たばかりで社会経験も少ない学生たちなので、こうした基本的なことを伝えることも大切だと思います。

また、僕たちは普段メディアを通じて成功者と呼ばれる人たちを目の当たりにしていますが、華やかなところだけを切り取って伝えていることも多い。そうした情報や他人の評価にも惑わされない自分の確固たるゴールを考えてみよう。というのが、ここでの問いかけです。






















2つめの質問は「あなたを決定づけるものは何ですか?」というもの。これは講義が変な方向にいってしまいそうで入れようかどうか悩んだのですが、やっぱり外せないなと感じて入れることにしました。

段階に分けないと難しそうだったので、まず最初に、空っぽの人間に1つだけ加えるとしたらどういう性格や行動を加えるのが一番自分らしくなるのか?ということを聞いてみました。学生からは、自分の性格の中で一番強いものや普段よくとる行動といった長所・短所に近い回答が返ってきます。


そして、次の質問-

「科学技術が進歩してどこでもドアが完成しました。でもごめんなさい。ちょっと技術が足りなくて、転送ではなくてコピーになってしまいました。つまり、こちらのドアをくぐるときにあなたの体の分子構造を完璧に記録します。そして向こう側のドアで(向こうの素材を使って)完璧に再現します。でも、そのままだと二人になってしまいますので、こちらにいるあなたは壊していきます。向こうにまったく同じものができているので問題ないですよね?さて、この向こう側に完璧にコピーされたあなたが、これまでと同じあなただと思う人?」



同じだと答えたのは1人。それ以外の学生はそれは自分とは違うという回答でした。


"わたし" とは何か?という問いは哲学的な問いで、着想は子どものための哲学対話 (講談社文庫) から得ています。もちろんここで答えを出そうということではないし、その本の中で語られていることとも少し違うのですが、まず考えたかったのは、僕も含めて多くの人が向こう側にコピーされた自分(と同じ分子構造をもつもの)が完璧に同じ形であるにも関わらず自分ではないように感じる、ということについて。

"わたし" という存在が形に依存するとするなら、この一瞬も細胞は変化し続けていて定まらないし、体の一部を欠損しても自分ではなくなったとは感じないことから、どうやら "わたし" とは形ではなさそうだと。では、"わたし" とは何なのか?

ここで僕が提示したのは「生まれてから続くストーリが "わたし"」というもの。

お母さんのお腹から生まれ出てからこの肉体とともに続くストーリが "わたし" であるとすると、先ほどの質問で感じた向こう側自分が自分ではないように感じるのは、そのストーリーが一度途切れてしまうからだと考えると理解できる気がします。

で、なぜアントレプレナー論でこんな話をするのかというと、"わたし"  をストーリーとしてとらえることが、これから進めようとしている計画がこれまでと無理なくつながっているか?という客観的な視点を与えてくれるからです。

ちょっとしたアイデアに急に強力な助っ人が登場したり、大きなうねりを生み出したりなんてことはごく稀な話で、僕がいきなり「貧困問題を解決したい!」と言い出したとして、鼻で笑う人はいても、分かった全力で協力しよう!なんて人はそうそう出てこない。人が動かされるのはその人が歩んでいるストーリーから生まれる説得力。であれば、小さくてもいまできることを重ねていって説得力のあるストーリーにしていくことが、結局のところ一番ではないかとも思います。















3つ目の質問は、「努力は報われますか?」というもので、去年同じ質問をしたときはほとんど手が挙がらなかった質問ですが、今年は半分くらいの学生が努力は報われると答えました。今年の学生がポジティブなのか、景気や就職環境が改善しているのかは分かりません。

結果がすべてなときは必ずあるので結果よりプロセスなんて話にはしたくないのですが、良い結果であったにせよ悪い結果であったにせよ "わたし" というストーリーは続いていくのだとすると、チャレンジはストーリーに変化をつける要素のひとつ。平坦で変化のないストーリーよりもアップダウン激しい方が(本人の大変さはともかく、ほかの人にとっては)面白い・興味深いと感じるものなので、まちがいなく次につながっている。”わたし" のストーリーという視点があれば、結果とプロセスの考え方も変わってくると思います。






そしていよいよ今回の本題ともいえる4つめの質問、「価値とはなんですか?」

社会に価値あるサービスを提供したい、これまでにない新たな価値を生み出したい、起業に関連してよく聞くフレーズですが、何に価値を感じるかは人それぞれだというのが学生から返ってきた回答です。


確かに何に価値を感じるか、それをどう扱うかは人によって違います。例えば、僕のノートについている小さなキーホルダー。1つ1つは数百円程度の量産品ですが、海外のいろいろな国で買い求めたセンチメンタルバリューの詰まった僕にとっては一品もの。それを僕の場合は日々持ち歩いていますが、そんな大事なものを無くしたり盗まれたりしたら大変だ!と箱に入れて大切に保管する人もいると思います。



























ここで考えたかったことのひとつは、"自分の提供すべき価値" というハードルが上がっているんじゃないか?ということ。検索エンジンやソーシャルメディアの発達で情報が得やすくなった半面、似たようなアイデアが既にあることを知ってしまうことで、自分も最低限そこまで達してからでないと勝負できないのではないか?と思ってしまいアウトプットができなくなってしまう状況になっていないか。


もうひとつは、一方でしっかりと時間をかけて作った優れたものの価値が思ったほど出ない状況が生まれているということについて。そこで、

「ここ5年くらいで人類が史上最大に生産・消費したものがあるんですが、それが何か分かりますか?」と聞いてみました。


みんななんだろう?という顔で回答は出なかったですが、それは情報とコミュニケーション。


ソーシャルメディアの普及で「おはよう」という投稿さえ意味をなすようになった-これは数年前に名古屋の大学でもした話。こうして情報やコミュニケーションを大量に生産・消費をしていくと、1つ1つの単位は軽く(インスタントにというべきか...消費されやすいサイズに)なっていく。

つまりどういうことかというと、1年かけて作り上げたコンテンツも、落書きのようなコンテンツも同じ感覚で軽いコミュニケーションの中で消費されていってしまうということです。インターネットに長く触れている人ほどその感覚を感じているのではないかと思いますが、ストーリー性よりも瞬発力のあるコンテンツのほうが扱われやすくなってきている。

乱暴にいえば、時間をかけて完璧に仕上げるより未熟でも小出しにしていったほうがいまの時代にあっているということです。










で、僕からの提示も「未熟であっても "わたし" を発信していく」 ということ。














見渡せば情報、製品、サービスが溢れていて、しかもその質は高い。そんな状況なので起業する人にとって求められている価値の平均点は高いように感じる。一方で高い価値を提供していながら秒単位で消費されていくコミュニケーションのネタになってしまい価値の低下に悩んでいる人もいる。

情報・コミュニケーションが大量に生産・消費されていくことによって、価値の感じ方もより個性化していっているので、少々未熟であっても発信することで自分が提供している価値が受け入れられる場所をいち早くみつけて、そこでの声に耳を傾けて次の方向性を探っていくアプローチがいまの状況にはあっている。

その時にここまで考えてきた "わたし" というストーリーから生まれるメッセージ性(どういう道を歩んできたのか/どういう道を歩もうとしているのか)が共感を得るための欠かせない要素で、もし、このメッセージ性がない発信してしまったとすると、それは単にノイズとなってしまう可能性が高い。
 



























あと、もう少し未熟さというものについて付け加えると、完璧なものというのはそれを受け入れるしかないですが、未熟さというのはそれに関わる人たちのクリエティビティを生み出すきっかけになる。どういうことかというと、正論を言われたら「お...おう」となるしかないですが、バカな意見っていうのは「バカだな、そうじゃなくて...ウンヌン」といういった具合に人の思考を促すということ。

なので、以前はブログで意見を発信するのが怖いなと思うこともありましたが、最近では、少々間違っていてもやはり発信することが大事で、それによってフィードバックも得られるし、仮に読んだ人が全く受け入れられないと感じたとしても、その人がそれを全く受け入れられないということを認識できたことに意味があると考えられるようになりました。

あと、1つのスキルが未熟であったとしても、例えば、絵がそれほどうまくなかったとしても、文章にその絵を添えることで独特の雰囲気が生まれて価値につながるなんてこともある話で、自分のここは駄目だからと選択肢から外さずに、自分が感じるあらゆる足りないところを「未熟さの価値」という視点でみて、どこか活かせるところがないかを考えていってもらいたいなと思います。





講義の締めくくりは「起業できる人とは、どんな人ですか?」という質問。これは、昨年とまったく変わらない内容、というか、アントレプレナー論を担当されている武田先生の受け売りでして、「そうした星の元に生まれた人」だと思っています。選ばれた人のみがやれる崇高な職業…なんていう話ではなくて、ずっとできない人をみていると起業という一歩を踏み出せるかどうかは性分なんだと思う訳です。







最後に。

去年は名古屋の講義に向けて株式会社LIGの伸さんにアドバイスいただきましたが、今回の講義に際しては名古屋嬢みさとさん(アルファツイッタラー)からアドバイスをもらっていて、それで最後のところのピースが埋って納得のいく講義内容になりました。ありがとうございます!

あと、長い間商業高校で先生をしていて今は大学に通っているという方がおられて、商業高校の生徒はほとんどが女性なので、いったん将来を計画して社会に出るんだけども、結婚・出産などを経て社会に戻ろうとしたときにパートやアルバイトしか職がないような現状があると。そうした女性たち(高校生)にこれからどのような道筋を示していけばよいのかということを研究のテーマにされているそうで、その方から「何か少し見えた気がする」とおっしゃっていただけたり、武田先生からは年々内容がパワーアップしているという評価をいただけて、最高に嬉しかったです!



今年もこのような貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。笑

2014年7月10日木曜日

子ども向けプログラミングワークショップ『LittleCoderMie』

MacBook Airを買いました。あまりにMacが久しぶりすぎた(前は15年くらい前にOS9とOSXのマルチブート機を持っていた)のでとっかかりがわからず、近くにいたデザイナーのみなさんに「まず何やったらいいの?」と聞いたら「これで何をしたいんですか?」と逆に質問が返ってきたので「...とりあえずモテたいです」と答えてみたところ、まずスタバに行けからはじまり、スーツに着替えろだの、髪型をもっとシュッとしろだの、英語のサイトを読めだのといったMac関係ないというか、僕へのダメ出しがきて正直困惑しています。



7月6日(日)に四日市市では初となるLittleCoderMie(リトルコーダーミエ)という子ども向けのプログラミングワークショップを開催しました。会場はビズスクエアよっかいち。

























LittleCoderMieは、もやし工房の石黒さん(以下、もやし先生)が中心となって運営されていて、これまでの4回は津市で開催されてきま した。ジーニーズは協賛・協力というかたちで今回から参加させてもらっています。

毎回テーマが違っていて、今回は「世界で一つのゲームを作ろう」というもの。上下の矢印 キーを使って迫り来る弾を避けながらゴールを目指すという簡単なゲームながらプログラミングの基礎が詰まっています。



ただプログラミングとはいっても、僕らが実際に仕事で使うような本格的なものとは違って、Scratch(スクラッチ)というツールを使います。このScratchを使えば、英語と記号が並んだ難しい文法を覚える必要がなく、マウス操作と数字が押せるくらいのスキルがあれば大丈夫。

アニメーションやゲームをブロックを組み合わせることで作っていけるので、楽しみながらプログラムを学んでいくことができます。

良くも悪くもなんですが、プログラミングの苦痛な部分がうまく取り除かれていて、子どもだけでなく大人にもオススメのツールです。一番小さい子で8歳の女の子が参加していましたが、基本的な操作はすぐに覚えていたように思います。





























まあ、それでもプログラミングというと難しいイメージが拭えないかと思います。プログラミングを1行で説明すると、

「開始から終了までの手順をひとつずつ決めてコンピューターに指示していくこと」

です。

もう少し身近な例でいえば、運動会の開始は9時。なので集合は8時半にしよう。9時からはまず校長先生の話が5分間あって...云々。これがプログラミング。それが証拠にこの運動会の進行表のことを「運動会のプログラム」と呼びますよね。つまり、得て不得手はあってもプログラムは誰でも作れるものなんです。

ふと周りを見渡してみると、信号待ちのサラリーマンが確認している時計の中にも、コーヒーを販売しているレジの中にも、隣に座っている女の子が覗き込んでいるスマホの中にもプログラムは動いています。もうプログラム無しでは我々の生活はなりたたないといっても過言ではないくらいに。そうした背景があってか、いま「教養としてのプログラミング講座」という本がよく売れているそうで、





本格的なプログラムをとまではいかなくてもせめて動作原理くらいは知っておきたい。そんなニーズが高まっているのかもしれません。




(ここからは、こうした取り組みを考えるひと向け)


告知にあたって知人に話をしたり、コミュニティラジオに出演したりする中で分かってきたのは、大人でもこうした授業を受けたいと思っている人が結構いるということでした。あと、家に帰ってからプログラムを改造するといって張り切ってやっていたんだけど、うまくできずにあきらめちゃったって声があって、これは大人が学びたいと思っていることと関連しててちょっとした課題だなと感じます。

数学や国語などの勉強であれば、親にもそれなりに知識があるので、なんとか教えることもできますがプログラムとなるとそうはいかない。やはり、まわりに聞ける人がいないというのはあきらめる原因に直結してしまう。

で、これは子ども向けのプログラミングワークショップをどう考えるかによって変わってくると。基本的にプログラミングというのは、ロジックの誤りによる複雑なバグ(思った通り動作しない、エラーになること)からスペルミスや記載漏れなどによる単純なバグまで、うまく動かないことへの対処がかなりの割合を占めます。特に嵌ったとき(原因がわからずずっと同じ問題に対処し続けること)が苦痛で、まあ仕事なのであきらめるわけにもいかずなんらかの対処を見つけるわけですが、こうしたドロドロとした部分というのは先に書いたとおりScratchを使っていると最小限になります。

そうしたトライアンドエラーを繰り返しながら進めるという部分まで含めてプログラミングだとすると、どこかでScratchから本格的な言語にスイッチしないといけない。ただ、子ども向けのプログラミングワークショップというのは、プログラマー養成講座ではなく、教養として考えていったほうがよいのではないか?というのが僕の意見です。

学校で水泳とかやりましたけど、 僕は水泳が嫌いだったので続けようとは思いませんでしたが、じゃぁやらなくてよかったかというとそうは思わないので、プログラミングもそれと同じだと思うわけです。このワークショップでプログラミングが好きになった子はその先に進めばいいし、どんなものかだけ分かればいいという子はそれでいいのではないかと。





次回、LittleCoderMieは8月17日(日)に津市の三重県立総合文化センターで開催します。Scratchとセンサーボードをつなげて「光や音を利用した作品をつくろう」というとても面白いテーマなので、ぜひご参加いただければと思います。

詳細・お申し込みはこちらから




2014年6月19日木曜日

LINEクリエーターズ・スタンプを作ってみた話 (売上報告付き!)

初日に提出していたLINEスタンプが、長い審査期間を経てようやく販売になりました!
販売先はこちら:https://store.line.me/stickershop/detail?packageId=1000965


2014.11.12追記:いくぶん使いやすくなった第二弾も販売しています。
販売先はこちら:https://store.line.me/stickershop/product/1026481
































このLINEスタンプの一般公開は、イラストが描ける人にとっては一獲千金のチャンス到来で、6月7日までに登録されたクリエイター数は8万人、スタンプ数は審査中・審査待ちも含め1万2000セットを突破、売り上げは1億円超え、だそうです。


これは久しぶりのビッグウエイブかもしれない、これまで数々のウエイブを逃してきた苦い経験が頭をよぎります。

今度こそ、この機を逃してなるものか...。そうは思ったものの、幼いころの事故かなんかの影響で絵心を失ってしまっている僕、絵がまったく描けない-














40種類のイラストの準備なんてとても無理だったので、以前からお付き合いのある工房森のくじらさんに相談をもちかけて Genies x Morinokujira というチームでスタンプを作ることになりました。僕の役割はというとディレクション(以下、ディレ)です!
そんなのいるんすか?スタンプに?と聞かれますが、いります、重要なポジッションです。


それからほどなくして、こんなスタンプが欲しいというディレのアイデアをベースに制作がスタート。途中でガイドラインが追加されるなどあって対応にバタバタとしましたが(くじらさんが)、受付開始前には準備を終えて初日に申請を出すことができました。

で、審査が通ったのは 6月4日。これでも比較的早いほうでしたが既に1,000近いスタンプが販売となっていてLINE Storeで探し出すのは難しい、というかほぼ無理な状況に。


そんな中での1週間の売り上げがこちらです-


















知らない人が気に入って買ってくれてるんだなぁ、と思うとなんだか不思議な嬉しさがあります。



が、トップ10のスタンプ売上は平均470万円だそうで、ネットでは数十万円の売上報告もちらほらとみかけるようになってきましたし、それに比べるとディレとしては責任を感じる厳しい数字。自分で買ってプレゼントしている分も少し含まれていたりして、あまり売れてないといえます。


ここでディレ的に頭をよぎった1つの疑問-それが、


『これは単に露出の問題なのか?目に止まれば買ってくれる人は増えるのか?』


ということ。で、その疑問を解決すべくFacebook 広告をかけてみることにしました。
















もともと "海外の人にも使ってもらえるように" と日本語を入れなかったスタンプなので、日本向け広告(18〜35歳の女性が対象)のほか、アジア七ヶ国にも同じ条件で広告を打ってみました。Fecebook曰く、その数3,200万人。これはきたかもしれない。


予算は国内・海外でそれぞれ1万円ずつ(まあ、実験なので)。Facebookが提示する1クリックあたりの広告費は国内が50円程度、海外は10円程度でした。



で、1週間程度やってみた結果というのがこちら-





















みんなめっちゃいいね!してくれる。Facebook広告に-





























みんなめっちゃいいね!してくれる、ジーニーズのフェイスブックページに-






.....いや、違うんです、そういうことじゃないと思うんです。スタンプを買っていただきたいと思うんです。



ジーニーズのフェイスブックページなんて、たまに知り合いがいいね!してくれる程度のものだったのに、そこに広告経由のアジア人女性がたくさんやってきてしまって、ファンの一覧だけをみると完全に海外の出会い系サイトです。もはやこれは。


まあ、広告やフェイスブックページへのいいね!は料金発生しない?みたいなのでいいんですけど、肝心のスタンプ販売ページへの結果はというとこんな感じ(クリックで拡大できます)









表示された回数が違うので一概にはいえませんが国内の方が若干反応がいい感じ?で、お楽しみの売上はというと、
















変化なし。




















...変化なし?


いや、むしろ落ちている感さえある。



この結果、スタンプと設定したターゲット層があっているのか?とか、そもそも買ってくれる人がFacebook使ってる層なのか?ということがあるので一概には言えないですが、露出の問題ではないと思われます。

ただ、実際にポチポチと買われていっていることもまた事実で、ターゲットがニッチなんだと思います。



クリエーターズ・スタンプを買う理由について考えてみたのですが、一番わかりやすい購入動機は「知人がつくったスタンプ」じゃないかと思います。次に「ネットで話題」といった共感系。これはいろいろあって、もともと認知度のあるキャラクターを持っているケースや、スタンプにぴったりのエッジの効いたものが用意できたケースなどです。ギャンブルというか狙って作るのは難しい気もします。

あと、ソーシャルメディアなどでの発信力のある人は有利だなと思いました。先にも書いた通り、LINE Storeで探し出そうと思っても現時点ではとても難しいので、Twitterのフォロワー数万人なんて人はTwitterでプロモーションができるので。



と、まあビジネスライクに書き進めてきましたが、



あたり前なんですが、僕は自分で作ったこのスタンプをとても気に入っていて毎日使っていますし、僕の周りでも気に入ってよく使ってくれている人もいます。

スタンプを作り始めることになった時にくじらさんと話をしていたことは、人数はわからないけど作ったスタンプを気に入って使ってくれる人は必ずいて、それは海外にだっているはずで、そんな自分たちの知らないところでスタンプが使われていることを想像すると、それはとてもワクワクすることなので、そうした人たちに少しでも使いやすいスタンプを用意したいということでした。

でも、これでいろんなケースをカバーできるなと思って準備はしたスタンプは、実際に使ってみると種類がぜんぜん足りなくて...。なので、そのあたりを補完するスタンプをいま第二弾として準備しています。かなり申請待ちがあるようなのでいつになるか分かりませんが、販売になったらまたお知らせしたいと思っています。

なお、前回プレゼントを受け取ってもらった方には強制的に次回分も配布を予定していますのでよろしくお願いします。笑

2014年5月22日木曜日

来場者数万人の会場でプレゼンをして分かった『自社ブースでのプレゼンをなんとか形にもっていく5つのポイント』

先週、Web&スマートフォンマーケティングEXPOに参加してきました!(4年連続6回目)

特に出展するモノも無かったのですが、コンパニオンが3日間見放題とあって、お取引先も家族も納得のシュッとした参加方法はないものか…と探していたところに 「IT飲み会の共同出展のブースを手伝わないか?」 とお声掛けいただきまして、即了承した次第です。業務としての参加であります。

























IT飲み会が共同出展というスタイルでEXPOに参加するのは今回で4回目。回を重ねるごとにブースが改善されていっていて、今年はプレゼンテーションエリアが新設されました。で、僕がその担当ということに。

僕としては、自分でもイベントやったりしてるし、人前で話す機会も少なくないのでそれなりにポイントを押さえているつもりだったのですが、やってみるとこれがまったくの別物でいろいろとハードだったのでこの3日間でつかんだ、寒いプレゼンテーションエリアにしてしまわないためのノウハウ的なものをシェアしたいと思います。




ポイント①: プレゼンの前にサクラを投入

えー、いきなりこの先読み続ける価値があるのかと思う残念なお話ではありますが、サクラ入れとかないとなかなか立ち止まってくれません。

複数のIT系イベントが同時開催されていて、IT Weekとも呼ばれているこのイベント、3日間で10万人近い来場者があります。参加されたことのある方はご存知だと思いますが、歩くだけでもかなり疲れるくらい広いし、妙な熱気があります。そして、その広い会場のどこへ行ってもウンザリするくらいの営業攻勢を受けるということです。

そんな状況なので、基本興味のない振りをするし、たとえ少し興味があったとしても誰もいないプレゼンブースに入ってくれる勇者はほとんどいません。誰かいるとじゃあ俺も...といった感じで聞いてくれる。そんな感じです。



























ポイント②: 呼び込みのキーワードは3つまでに絞る

今回、プレゼン時間の事前告知はしなかったのですが、大きなセミナー会場は別にして、事前告知をしている他ブースを見ていても、その時間に前もって来ている人はいない感じでした。なので、開始前に呼び込みを行うのですが、フレーズが長かったり曖昧だったりすると全然伝わらないので、食いつきのいいキーワードを3つまで絞るというのがポイントです。

たとえば、

弁護士によるウェブの利用規約作り方セミナー開催しま〜す!」

スマホ簡単マニュアルが作れるアプリをご紹介しま〜す!」

70言語に対応したドキュメント翻訳サービスのご紹介で〜す!」

といった感じで、こちらに向かって歩いてくる人が自分の前に来るまでが勝負どころで、遠すぎてもダメだし、通り過ぎていってもダメなので、このような呼び込み方が効果的でした。




























ポイント③: すべてのスライドにプレゼンのタイトルを入れる

これ意外と気づかないところだと思います。

通常、プレゼンのタイトルは最初の1ページのみで、各ページにはそれぞれの見出しを表示していると思います。最初から見てもらえればよいのですが、実際はプレゼンがはじまってから「何の話してるんだろう?」と寄ってくる人のほうが多いです。そうした途中から参加してくる人にも興味を持ってもらうためには、スライドの左上は最初から最後までキャッチーなプレゼンのタイトルを表示しておくというのがポイントです。



ポイント④: すべてのスライドにお土産を用意する

③と関連してですが、プレゼン中のどこかで1〜2分立ち止まって聞くという人がとても多いので、最初から聞かないと感動しないストーリ仕立てでは、途中から来た人を逃してしまうことになってしまいます。途中からであってもそれなりに持って帰ってもらえるものがあって、最初から聞いていればより「そうか!」となる、そんな作りにすることがポイントです。

他には、最新のキーワードを入れておくのもよさそうでした。実際、よく聞くいてると中身薄いんだけど、レスポンシブデザインだの、ソーシャルマーケティングだのといった言葉がポンポンと飛び出すプレゼン(他ブースのですよ!)には人が集まっていましたので、フックにするという意図でうまく使うといいと思います。



ポイント⑤: ○○を大きくする

①〜④だけでもとても効果的なのですが、さらにそれらをブーストする方法があって見違えるような効果が出たのですが、ちょっとここには書きづらい内容なのでヒントだけにさせてもらって、ほとぼりが冷めたころにどこかでと思っています。ごめんなさい。。


(ここに集合写真が入る予定、いまだ届かず)



最後に。自社ブースプレゼンは、(今回のやり方だと)労力の割には効果的にどうなんだろう?というのが正直な感想です。それなりの形にはなっていましたが、もう少し効果的なプレゼンテーションエリアの使い方がありそうだなあと思っています。

2014年5月1日木曜日

イクメン・アドバイザーとあたりまえさの打破、という雑記

某県が少子化対策として『イクメン・アドバイザーの育成』という補助金事業を予定しているそうで、その変化球さに衝撃を受けて4カ月ぶりに筆を取った次第です。モチベーションをどうもありがとうございます。


ここ最近、いやそれ1人でやる量じゃないでしょ?という量の仕事をこなしていて気が付けば5月。ふと世の中に目をやると、

世の中: 「インターネットエクスプローラーはセキュリティ的に危険だから、検索はグーグル!ヤフーじゃなくてグーグルで検索!」

僕: 「...え?え?」

という感じでして、本職のIT系の話題すら理解できない状態になってしまっていて、もはやこれ以上オフィスに閉じこもるのは駄目だ、アウトプットしていかないと!と、いう危機感を持ってこれを書いています。



さて、冒頭のイクメン・アドバイザーですが、そんな職種が既にあるのか?と、セキュリティを考慮しつつインターネットエクスプローラーを使ってグーグル検索で検索してみてもどうもヒットしない、どうやら造語のようで。

あ、本記事は別にその事業をとやかく言いたいとかそういうんじゃないですよ。なんというか、その、発言や提案の変化球さ、不完全さっていうのはクリエティビティを生むのにとても大切だと感じてまして、バカだなそうじゃなくてこうだろ?って思うのは提示されたものにどこかその不完全さを感じるからであって、正論を提示されると、「お・おう。」となるしかない訳です。マクドナルド理論なんて呼ばれることもあるようで、

久しぶりのデートにて-

彼:
「お昼はマックにしようか?」

彼女:
「えー、いやだよ。そんなくらいなら、ほら最近駅の近くにできた...ウンヌン」

という感じで、イマイチと思われる提案でもそれをすることで相手のアイデアを導き出す可能性があるという理論です。イクメン・アドバイザーは、僕にとってはそういう何かこういろいろと考えさせられるものだったということです。


例えば、そもそもなぜ少子化なんだろうか?と


根本的な問題ほど単純な解決策がないとは思いつつ、考えてみてまず思いつくのは、”現時点で既にお金がない”、あるいは ”将来の日本経済とか年金とか不安だし死ぬまでのスパンで考えるとトータルでみてお金が足りないと感じる” なので子供とか無理、二人目とか無理-ということ。

若い世代がお金がないのは、単純に所得が減っている(年収300万円台が現在最も多い層)ことに加えて、生活コストが逆にあがっていることもあると思います。

所得とかの話しをすると、昔は男が家計を支えてただの、バブルの頃は銀座で一晩でどうこうだのといった話を自慢げに話すオッサンとかいますけど、バブルの頃から現在まででみても、家にはインターネット回線が引かれるようになったし、家族みんなが自分の携帯を持ってるしで、必要とされるものは増えていっているので、とてもお父ちゃん一人ではこのコストを支えられない訳です。

それにいくらバブル時代にはお金があったとはいっても、ネットもない、携帯もないような不便な時代には戻りたくないし、今の現状が豊かさというよりもあたりまえであって、当り前のコストとなっているので削るとか考えられない訳です。それを裏付けるかのように、あたりまえではないコストの新聞は削られている訳ですし。


そんなことから、お金がないので共働きになる。今度は時間がなくなる、子供は保育園にあずけないといけなくなる(また出費がかさむ)、なんていうロジックや、晩婚化・情報過多など様々な要因はあるんだろうけど、一番の少子化の原因は、日本社会の持つ ”あたりまえさ” なんだと思います。
 
あたりまえに幼児教育を、あたりまえに携帯電話を、あたりまえに大学進学を、あたりまえに就職を、あたりまえに8時半に出社を。


このあたりまえさの感覚というか考え方が少子化の要因になっているんだと。子沢山の家ってそういう感覚が他の家庭とは違ったモノサシであるように思うんです。独自の思考をもっているというか。

なので、イクメン・アドバイザーには、おむつの替え方とか、そんなどーでもいいことではなくて、あたりまえさの打破、「会社に時間どうり出社なんてしなくていーんだよ、子供優先だろ?馬鹿じゃないの?イクメンなめてんの?」くらいの切り口で行ってもらいたいなあと、1県民として感じている次第です。


2014.05.10追記: デンマークの出生率向上のためのキャンペーンに関する記事を見つけたので、少子化対策つながりで。
「もっと子供を作ろう!」デンマークの旅行会社が仕掛ける子づくり旅行の企画:http://feedly.com/e/U_-Kk8kD



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