2014年10月16日木曜日

これからの地方の話をしよう〜地域活性のあきらめかた、はじめかた

「これからの地方の話をしよう〜地域活性のあきらめかた、はじめかた」というタイトルで今年も自主開催のイベントをしました。

スピーカーは、元ドワンゴのエンジニアで、子ども向けのプログラミングワークショップLittle Coder Mieを主催するもやし工房の石黒さん。神戸でウェブサービスを開発する会社をやっていて、1500人を超える集客を持つ神戸ITフェスティバル発起人でもあるフェイスクリエイツの大山さん。と、ジーニーズの阪 (僕)の3人。一度県外で暮らし働いた経験があること、イベントやコミュニティ運営をしているということで今回のテーマにあってるなと思ってお誘いしてみました。僕は三重から出たことないのですが...。
























ネットや雑誌で地方の情報を発信していこうっていうのがトレンドになってきているし、政府も地方創世を掲げてたりするけれども、「これまでもずっと地域活性とか言ってたじゃないですか。今回も活性化する前に情報と予算だけが消費されて終わってしまうんじゃないですかね?」っていう冷めた目でみている僕としては、一度みんなの意見を聞いてみたいということでこのテーマにしてみました。

告知開始から好調な滑り出しだった集客に油断をしていたら、スピーカー合わせて23名という小さな規模での開催となってしまいましたが、去年には無かった会場からの意見で話が展開した点はよかったなと思っています。


トークセッションでは、県外で暮らし・働いた経験から三重県について思うことや、神戸と三重とのイベントをするうえでの違いなど県内外の対比を踏まえて、そもそも地域活性って何なのか?これからの三重県はこうしていけばいいんじゃないか?なんていう話になりました。事前打ち合わせはしていないので話がうまく着地するかは出たとこ勝負でしたが、それなりにまとまっていたようにも思います。

ゼロかイチかという極端な思考の僕としては、「地域活性って結局仕事(お金)が生み出せるかどうかなんじゃないですかね?金脈でも発見されたら嫌でも街ができるでしょ?お金を生み出せないと続かないじゃないですか。」ってスタンスだったのですが、他の二人は地方の暮らしを楽しむことじゃないですかね?っていう感じで、参加者のひとりも行政と仕事するときにもそこ重要。って言っていて、さらに先日高知で開催されていた「土佐志民大学 ボクらの未来をデザインする」でも、個々が高知でどう生きるかみたいな落としどころになっていたようで、僕としては大変興味深いです。

あと、テーマの中にある「何かあきらめないといけない時期にきてるんじゃな いか」っていうことに関しては、三重県としては若い人の定着はあきらめて、というか、むしろ若い人には東京都とかに出てもらって、脂がのったころに 三重県に戻ってくるように、そこに的を絞って情報発信やイベントをするっていう話は面白かったと思います。

いずれにせよ、三重からしかできない情報発信ができる人材というのは必要だなということで、1人ないしは2人程度の尖った人材の発掘あるいは獲得は必要そうです。

地方の情報発信という点では高知がいま最先端をいっているということもあって、まさにいま高知に来ていてこのブログを書いてるんですが、高知は中心部商店街が神戸の三宮の雰囲気に近くて、残念ながら三重県とは(伊勢・おかげ横町を考慮しても)かなり差を感じました。ここへ来る前はいい勝負かな?なんて思ってたんですが想像とかなり違いました。高知から情報を発信されてる人にお会いしていろいろと話をさせてもらったので、また僕の中で消化して何かの形でフィードバックしたいなと思っています。


























トークセッションを終えたあとのミートアップセッションでは、参加者同士お茶しながら1時間くらいでしたがいろいろと話をしました。去年も言いましたけど、ギャンブル要素の強いトークセッションでの参加者満足度を補う意味で、最後に雑談で楽しい気分になってご帰宅いただくという構成は大変重要であります。笑


僕自身の考えもかなり整理されたし、スピーカーの二人にとっても刺激があったようなので今年もやってよかったなと思っています。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。お疲れさまでした。






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