今日は第3回目のワークショップ。今回は『Co-Creation的思考で商品開発を考える』をテーマに6名の方にご参加いただきました。うち2名は名古屋からのご参加いただきました。みなさん、ご参加ありがとうございました。
今回は体験パートをいくつか増やしてみました。
まず最初にしたのが「他者紹介」です。自分は名前を告げるだけ。あとは他の参加者により自分のことが紹介がされていきます。初めて会う人については、たぶんこんな人という印象を、既に知り合いであればその人についてワンフレーズで紹介します。
嬉しいこと、あんまり嬉しくないこと含めて、歯がゆい気持ちで聞くだけという一風変わった紹介方法ですが、企業イメージやブランドというのは、自分の思い描いているイメージと合っているいないに関わらず、そこに関わる人たちのイメージで形成されているということを体験することができます。特にインターネットやソーシャルメディアの普及により企業から一方的な情報発信が響かなくなってきている時代です。周囲の声とどう向き合うかの問題提起にもなっています。
次に取り入れたのは、Co-Creation的思考で開発されいるプロダクトを見て触ってみる時間です。今回はlittlebitsをユナイテッドワークスの北川さんにお借りしました。(littlebitsについての過去記事)
ワークショップ中はじっくり触る時間が取れなかったので説明だけさせてもらって、終了後にみなさんで遊んでみてもらいました。
最後はワークショップですが、今回は『Co-Creation的思考で商品開発を考える』ということで、他と無駄に張り合わずに差別化するためのポイントとして3つ(強いコンセプト or ビジョン、シンプルスタート、持続的な関係性を持つ仕掛け)をあげて、コンセプトを見つける発想法として「引き算の発想」にトライしてみました。通常、アイデアは足し算で考えることが多いですが、引き算にすることで本当に必要な核の部分を残して、そこに新しい体験を追加していきます。
まず参加者で、家の目的は家族で時間を過ごすところ。じゃあ、外観や内容のデザイン、広い庭を取ってみます。といったカードをつくっていきます。それをランダムに取り上げて、参加者全員でそのカードに付け加える新しい体験を考えていきます。この場合は、家族で絵を描いていけるという体験と加えて、四角いキャンパスな家といったコンセプトになりました。機能で張り合うのではなく、シンプルだけどコンセプトと参加型で新しい価値を生みだす、そのイメージを掴んでもらうことができます。
他にもホテルからスタッフや売店を取り除いたら?学校から黒板を取ったら?中には、世界から言葉や宗教を無くしたらという壮大なテーマもありました。
3回目にしてようやくスタイルが確立されてきたCo-Creationワークショップですが、参加者の方の大切な休日を使って開催させていただいてますので、仕事のことを忘れて楽んでいると、それが明日からの仕事にプラスになる。そんなリフレッシュ+ビジネススキルアップのワークショップにしていけるようクォリティをあげていきたいです。
今回ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
なお、今回もみなさんからの感想を一切編集なくこちらで公開しています。
参加者アンケート:https://docs.google.com/spreadsheet/pub?key=0AnRmSAHfV1F-dGkyZGhYTkM3X0V6RTlWdy1QdkZ1MGc&output=html