2011年7月12日火曜日

グローバル化について売上につながらないかをサクッと考えてみた

世界で利用されるアプリケーションを提供して外貨を獲得するというのが、会社の目指すゴールの一つなんですが、これがなんとも難しい。

単に世界からアクセスがあるサービスを。というのであれば、2年前にリリースした言語学習者のコミュニティサイトHinamiki(ひなみき)で達成したといえます。まったく流行ってないし、収益もないですが、世界中からアクセスはあります。

ひとつ大きな収穫だったのは、三重にいても世界に向けてサービスが発信できるなと実感したことじゃないかと思っています。


「日本企業はグローバル化しないといけない」と、最近よく聞きます。グローバル化して何をするのかを考えた時に大きく2つではないかと思います。

5年前になりますが、ベトナムに渡ってパートナー企業を見つけてアプリケーションを開発してもらっていたことがありましたが、海外の安い人件費を活用して生産コストを下げるということ。これがひとつ目のグローバル化。

もうひとつは、海外に自社の製品やサービスを販売して、市場を拡大するということ。恐らく、巷で叫ばれているグローバル化はこちらを指していると思います。


ただよく考えてみると、自動車やテレビなど海外で日本製を見つけるのは難しくなくて、フランスに行った時は、僕の周りの人たちのほぼ全員が日本製のデジカメで写真を取っている。一体、どこが遅れてるんだよ、という状況。

企業規模に関わらず、京都のお土産屋さんや、町の部品メーカーなど売れるものがあるところは既に海外に輸出していますし、大手企業は普通に海外に出張して会議してたりする。

実はグローバル化が遅れているのは、IT業界が筆頭格なのではないかと思えてくるわけです。あとは、そもそも海外に売るモノがない、もしくは売るモノはあるけど英語ができないためにサポートの問題があって進出ができない企業なんかもありそうです。

そうなると、海外向けの製品作りそのものや、プロモーション、社内体制の構築が優先課題で、そうしたものも含めて提案していかないと、単にアプリケーションを提供するだけでは難しそうですね。
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