2011年8月8日月曜日

Amazon EC2 (Amazon Linux) での PostfixAdmin インストールと設定

PostfixAdmin(バージョン2.3.3)のインストールと設定をしていきます。

管理者になる

インストールと設定は管理者権限で行いますので権限を取ります。
$sudo su -

MySQLの設定

Postfixとdovecot用にデータベースとユーザーを作成します。********部分にはパスワードがはいります。
#mysql -u mysql -p********
mysql> CREATE DATABASE postfix;
mysql> CREATE USER 'postfix'@'localhost' IDENTIFIED BY '********';
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON `postfix` . * TO 'postfix'@'localhost';
mysql> GRANT SELECT ON postfix.* to 'dovecot'@'localhost' IDENTIFIED by '********';
mysql> flush privileges;
mysql> exit;

PostfixAdminのインストール

PostfixAdminをインストールは、使用したいドメインのドキュメントルートにファイルを展開するだけです。
#cd /usr/local/src
#wget http://nchc.dl.sourceforge.net/sourceforge/postfixadmin/postfixadmin-2.3.3.tar.gz
#tar zxvf postfixadmin-2.3.3.tar.gz
#mv postfixadmin-2.3.3/ /usr/share/postfixadmin

PostfixAdminの設定ファイルを編集します。
cd /usr/share/postfixadmin
vi config.inc.php
修正
$CONF['configured'] = true;
postfixadminを実行する前にtrueに設定しておく必要がある。
修正
$CONF['setup_password'] = 'changeme';
setup.php実行後に表示される文字列を設定する。この段階では空白。
修正
$CONF['default_language'] = 'ja';
デフォルト言語。
修正
$CONF['database_password'] = '********';
データベースのパスワード
修正
$CONF['encrypt'] = 'cleartext';
パスワード記録の際の暗号化方式。SMTP-AUTHの場合はcleartextでないと認証できない。
修正
$CONF['domain_path'] = 'YES';
ドメイン毎にパスを分ける場合はYES。
修正
$CONF['aliases'] = '100';
ドメイン追加時に設定される転送先数の上限。
修正
$CONF['mailboxes'] = '300';
ドメイン追加時に設定されるメールボックス数の上限。
修正
$CONF['maxquota'] = '100';
ドメイン追加時に設定されるメールボックス容量の上限。
修正
$CONF['user_footer_link'] = "/postfixadmin/main";
フッターのPostfixAdminのバージョン表示のリンク先。
修正
$CONF['show_footer_text'] = NO;
フッターに任意のドメインへのリンクを表示しない。

Apacheの設定

/etc/httpd/conf.d/virtualhost.conf (SSLを設定している場合は /etc/httpd.conf/ssl.conf) にphpmyadminのための設定を追加します。
alias /postfixadmin /usr/share/postfixadmin
<Directory "/usr/share/postfixadmin">
    Options ExecCGI
    AllowOverride all
    Order Allow,Deny
    Allow from all
</Directory>

postfixadminの初期設定

http://www.dummydomain.com/postfixadmin/setup.phpにアクセスします。いくつかのチェックが表示されたあと、セットアップパスワードの入力欄が表示されますので、ここにセットアップ用のパスワード(任意の文字列)を入力します。入力後、「Generate passowrd hash」をクリックします。













次の画面で、$CONF['setup_password'] = '*****.....*****' の部分に setup_password に設定する値が表示されていますので、画面はこのまま置いておいて先に config.inc.php を編集します。 編集後、Setup password、ドメイン管理者のメールアドレス(例:contact@dummydomain.com)、パスワードを入力して、管理者を追加をクリックすると管理者が作成されます。



http://www.dummydomain.com/postfixadmin にアクセスして、管理者メールアドレスとパスワードでログインできるかを確認します。これで設定は完了です。


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...